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ドイツ・マインツ生活情報《無事に就労ビザ取得!》

  • 執筆者の写真: ドイツ在住ピアニスト竹内奏
    ドイツ在住ピアニスト竹内奏
  • 2020年7月29日
  • 読了時間: 3分

更新日:2021年5月18日

日本を離れて、ドイツマインツでの暮らしももう9年目となります。

就労ビザのお話をする前に私の自己紹介を少しだけさせていただきます。私は日本の音大を卒業後渡独し、ご縁があって、ここドイツ・マインツ音大へピアノ留学しました。ドイツ語で”Master”(修士課程)を修了したのち、同大学で”Konzertexamen”(ドイツ国家演奏家資格)を取得しました。幸運なことに、在学中より同大学で非常勤講師としてピアノ伴奏者、ピアノ講師を務めさせていただきまして、大学卒業後は、音楽大学と音楽教室での勤務を並行しながら生計をたてつつ、ピアニストとして演奏活動をおこなっています。


さて、本題のビザについてです。多くの方がご存知のとおり、海外に短期滞在90日までは"Reisepass"(パスポート)で滞在できますが、90日以上の長期滞在になってくると”Aufenthaltserlaubnis”(滞在許可/長期滞在ビザ)が必要となってきます。

今回、私が更新申請したビは、”Arbeitsvisum”(就労ビザ)です。この日のために、約半年前にネットで”Termin”(予約)をとりました。


年に一度やってくるお決まりの日。何度”Ausländerbehörde”(外国人局)に通っても毎度緊張しますね。最近は特に書類審査も厳しくなってきていますので。本日は、外国人局窓口に6週間前に更新申請した就労ビザを受け取りに行ってきました。

コロナの影響で、”Bürgeramt”(市民局)入り口ではセキュリティ対策が万全で、予約時間直前にならないと中に入れてもらえませんでした。マスク着用、手を消毒し、担当窓口へ。とりあえずパスポートが切れる日までの約半年間のビザを無事取得しました。次回ビザを申請するまでに、新しいパスポートも更新申請しなければいけません。コロナの影響でこの夏の日本一時帰国が延期となったので、パスポートをドイツ・フランクフルトで申請することになると思います。


以下、就労ビザに必要な書類を私なりにまとめておきます。

・有効なパスポート(有効期限を確認!有効期限までしか発行されません…)

・青色のビザ申請書(外国人局のサイトでダウンロード、もしくは外国人局で受け取り可)

・パスポート用写真2枚(毎度同じ写真は使えません。新しく用意しましょう)

・住民登録証明書

・健康保険加入の証明書・健康保険加入の精算書(健康保険窓口ですぐもらえます。コロナの影響で窓口が閉まっている場合は、メールか電話で郵送申請)

・KSK加入の証明書(芸術家、フリーランスの方など)

・雇用契約書、仕事内容について書かれた書類

・銀行残高、もしくは給与明細

・昨年度の確定申告(これがないと、二回目申請以降の就労ビザが発行されません)

・毎月の支出や生活費(家賃、光熱費など)について

・ビザ発行手続きにかかる費用(銀行のECカードかクレジットカードがあれば便利。建物内の”Geldautmat” (ATM) まで移動しなくて済みます)


私の経験上、学生ビザ、就労ビザ発行期限については、はっきりいって、担当者のその日、その時の”Laune”(気分)によります(笑)。まあ、そのうち慣れます。日本じゃ考えられないことがドイツでは普通であったり、またその逆も。『郷に入れば郷に従え』ですね。


ブログ2記事目ですが、今後もヨーロッパ、ドイツでの生活情報やピアニストの日常などを定期的に発信していけたらなと思います。

ドイツで留学、就職、移住を検討されている方に対して、私のブログを通して、少しでもご参考になりましたら幸いです。


2020年7月30日   ピアニスト竹内奏




 
 
 

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